巨大(bulky)病変のないⅠ期ないしⅡ期びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対する標準治療は、予後不良因子(LDH正常を超える、ECOG PS1以上、年齢61歳以上)がなければR-CHOP療法4サイクルが推奨される。進行期びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対する標準治療は6~8サイクル(高齢者では6 サイクル)R-CHOP療法である。
いずれの場合においても、R-CHOP療法後にCRとなった場合、無治療経過観察とする。
再発例では、65歳以下の若年者では、リツキサンを併用した救援療法によりPR以上の奏効が得られた場合には、自家末梢血幹細胞移植を併用した大量化学療法またはCAR T 細胞療法を実施することが推奨される。